TV”スター・ウォーズ アコライト” 主演女優が考える、コスプレ流人生論

TV”スター・ウォーズ アコライト” 主演女優が考える、コスプレ流人生論

映画”ハンガーゲーム”出演が有名?で、 先月6月からはスター・ウォーズTVシリーズ ”アコライト”主演が注目される女優のアマンドラ・ステンバーグちゃん。mintは一応クラシック系の作曲ピアニストなので、今日は彼女を推します。(理由は後ほど……)

映画スター・ウォーズの第1作がアメリカで公開されたのは、mintが通っていた大学から全米ホームステイに出かけた夏休み(年齢がバレますが……)

先週放映のジミー・ファロンさん主催”トゥナイト・ショー”で、アマンドラちゃんはスター・ウォーズについて語り、出演シーンのハイライトも流れました。

聴きやすい英語で、文字起こしキャプション付き(設定マークからSubtitle選択)。リスニング教材にぴったり!

「オーディションではナーバスになった? 受かったら人生変わるんじゃないか、なんて?」(5:40〜)へのアマンドラちゃんの答えは、

「まさにその通り(Yeah, absolutely.)。私の人生を永遠に、長く深く形作るんじゃないかって」「この巨大な遺産の一部になれるということは……」


(7月8日付記)

ご覧のように、人懐こそうなキャラのアマンドラちゃん。ですが、今朝のabcテレビTHE VIEWでは、ネット上で中傷を受けたことについて、慎重に答えていらっしゃいました。

「感情的な準備もなかった(not emotionally prepared)ので、心が痛むこと(painful)でした。」「ストーリーテリングやパフォーマンスについてならわかるけれど、人種違反的な語調や殺人の脅しになると……」

アコライトで、善と悪をそれぞれ象徴するような一人二役を演じていることについて。「今の世の中は、特にネット上では何が正しいのかがわかりにくくなっています。だからこそ、声を上げること(vocal)が必要だと思い、考えた末にあの動画↓をアップしました」

レイシスト(人種差別主義者)を指差しで弾糾する姿(1:45ぐらいから)がカッコいい!(一部歌詞キャプションつき。曲もカッコいい)


表現力豊かな彼女、THE VIEWでの談話によれば、”ハンガーゲーム”の原作を愛読していたそう。mintも英語で読みましたが、読み進むのが辛くなるような内容で、実は途中でやめちゃいました。アマンドラちゃんは、愛と誇りのために戦う主人公に心酔するとともに、サイファイ好きでもあるそう。

ジミーの番組に戻れば、「コスプレ好き」だそうなのも納得。コスプレの話とショート動画は、1:40あたりから。

”スターウォーズ・エキシビション”が行われたロンドンのホテルの部屋にEDM音楽が聞こえてきたとき、彼女はお友だちお手製のバニーの着ぐるみフードマフラーをかぶっていました。(感覚を遮断する効果があり、安らげるんだそう)

音楽に誘われて通りに出てみると、着ぐるみ(furry)のグループが踊っており、アマンドラちゃんのいでたちを見て歓迎してくれました。

いったんホテルに戻って再び通りに戻ると、グループは幻覚だったかのように消えていて……。アマンドラちゃんは「着ぐるみのグループ知りませんか?!」と通りがかりの人に必死に聞きながら進み、程なくネコ耳の女性コスプレイヤーを見つけて、よりセレブな感じのグループにたどり着きました。

「より”ゴシップガール”っぽいエナジーの、みたいな?(a little more “Gossip Girl” kind of energy? )」ここでもまた大歓迎されたアマンドラちゃんでした。

「コスプレ(cosplay)」はもう、世界共通語。カイゼン、センセイ、ヤンデレ(恋愛用語らしい)……これら日本語の単語も、東洋思想に傾倒してるオタクさんじゃなくても、NYでは普通に使われています。

TVドラマ”ゴシップガール”でも、センセイって言葉は「尊敬できるアドバイザー」のニュアンスで、セリーナが言ってた記憶が……。

アマンドラちゃんの喋り方って、なんとなく”ゴシップガール”の匂いがしたんですよね……と思ったら彼女、”ゴシップガール”にも度々出てきたニューヨーク大学のティッシュスクール(クリエイティブ系に特化した難関クラス)の出身だそう!

どおりで、軽妙な中にも思慮深い話し方をなさる……。英会話のお手本には理想的じゃないでしょうか。反面、アクションはまた圧巻かつキュート(TVハイライト場面 6:25から)

「たまたまステキなバイオリンを持ってて」とジミーが取り出したバイオリンに、会場からは爆笑と拍手。(7:30から)

にこやかに受け取ったアマンドラちゃんのバイオリン演奏と、トゥナイトショー専属バンドの皆さまの見事なコラボをよろしければ……。(7:40から)

こんな演奏に触れた時、「ニューヨークにいて、テレビが観られてよかったなぁ」と、心が震えます。たかがテレビ。されどテレビ!

アマンドラちゃんの言葉をお借りすれば、「そういうのが人生ってものじゃない?(I think that’s what life is really about.)」

彼女の意味するところとは……。例えばストリートで出会ったコスプレ仲間たちと、言葉は何も交わさずとも、肉球を振りあったり、耳をパタパタし合うようなこと。(5:00から、ジミーも実演)

目的、とか。愛、とか。結果、とか。

収入、とか。将来、とか。老後、とか。

そのようなものに一喜一憂しがちな毎日。ことに日本では、人種差別が目立たない代わり、男女差別、未婚差別、そして”ノンバイナリー”を公表しているアマンドラちゃんも関係するLGBTQ差別は根強いです。

未だに同性婚を認めない日本。G7中では、「州によって」のイタリアを除けば、日本だけ。

そうした中、(コスプレなど)好きなものについて共感できるのは得難い僥倖。

(コスプレの中身が)どんな職業の・どんな顔の・どんな派閥の人だろうと、手を振りあって楽しむことこそが人生の本質……みたいな?(kind of? っていうアマンドラちゃんの口調が移ってしまいました)

メンタルでテンパった時には、彼女の言葉を思い出してみるのもいいかも……。それとテレビドラマなどの鑑賞で気分転換も、ね!?