”東大菌”や”オリンピック・ウィルス”の正体

”東大菌”や”オリンピック・ウィルス”の正体

感染したら高い確率でステキな運命が待っている善玉ウィルスや善玉菌――その存在は、パンンデミック騒ぎで近年やや影が薄くなっていたよう。

中でも割と耳にするのは、”おひとりさまウィルス”でしょうか。「未婚の友人たちとの密な集いが感染源」が定説。楽しく充実しているイメージが定着しつつあります。

ここニューヨークでは、開催間近のパリ・オリンピック関連でも、”オリンピック・ウィルス”の存在がチラ見え……。

TVレイトショー”トゥナイト・ショー”(ジミー・ファロン主催)の今週放映分にゲスト出演した「世界最速の男」 ノア・ライルズさんの談話で垣間見ました。

なんと彼は、ご近所さんやご両親の友人たちなど、「オリンピック選手(Olympian) に囲まれて」育ったそう。詳しくは、こちらをご覧になってみてはいかがでしょう。(2:00 ぐらいからです、英語キャプション付き)

親戚関係だったら、それは「ウィルスではなく遺伝子」の仕業と言えそう。でも、挙げられている選手名からしてそうではないよう。「オリンピックに出るのは、運転免許を取るようなものだった」と語られています。

「まず不可能」と思えば誰しも、やる気は失せるもの。逆もまた真なり、のよう。

同様に、「東大や難関私大の合格が運転免許みたい」なケースを身近に見ました。

ひとつは、オーケストラのアマチュア指揮者だった父が顧問をしていた、高校の吹奏楽部でのこと。県内で上位の進学校ではありましたが……。この吹奏楽部が排出する東大合格者の数は、毎年のように校内で異例の高比率だったのです。

「幼少期からピアノを習う人は勉強ができる」という話は有名ながら、それとは違うし。父の話では、入学後に初めて楽器を触った生徒も少なくなかったそう。

私の娘の高校でも、同じ現象が起こりました。全く進学校ではなかったのですが、娘の所属していたダンス部でのこと。

すぐ上の学年ぐらいから、部員にぼちぼち難関私大の合格者が出始め、娘や同学年の数名もそれに続きました。その下の学年からは、多数の合格者を出し続けたそうです。

吹奏楽やダンスの遺伝子と、知能指数が関連していた? どんな高校でも、吹奏楽部かダンス部に入れば東大や難関大学に行ける?

どちらも現実味はありません。

スピリチュアル好きの方に言わせれば、集団の振動数(波動)が同じだから? それも一理あるかも。

私はやっぱり「感染」だと感じますけど……。

いずれにしろ、「いいな」と思う未来を「運転免許のように」ゲットしている人たちの近くにいれば、同じようにゲットできる確率が爆上がりするのは間違いないと思います。

コツは、パンデミック時代の「3密を避ける」の逆。

3つの「密」を避けましょう。「密閉空間」「密集場所」「密接場面」[首相官邸サイト(当時)より] https://www.kantei.go.jp/jp/content/000061868.pdf

やってみて損はないのでは?!