夢の輪郭が見えたら
あなたの夢は決まっているでしょうか?
まだのあなたへ。子ども時代から夢が決まっていた私から、超カンタンな見つけ方をご紹介。
10年前、ブロガーとかユーチューバーという職業はありませんでした。でもこれからの時代、どんどんステキなお仕事が生まれそう。これでは、なりたい理想はおぼろげにあっても、職業名がまだ付いてなかったりして。明言どころか、希望を意識するのさえ難しいですよね。
「やりたいことがわからない」という若い方が多いのも当然! そんな中で、夢の輪郭を捕まえる方法です。
考えすぎた末、「何者かになりたい」と
そもそも進路アドバイスをしている人って、お医者様とかカウンセラーが多くないですか? 私の妹は売れっ子占いカウンセラーだし、甥っ子の一人は有名大学病院の医師なので、ケチをつけるつもりは毛頭ないのですが……。
こういう職業は、難関とはいえ、必要な偏差値(占いでは当たる確率)さえクリアすれば夢は叶います。応募の窓口も明白。ところが、音楽にはそんな基準も確実なルートもありません。
そういうファジーな世界にいる私から見ると、みんな考えすぎ。単に「かっこいい!」と思う人と同じあたりを目指せばいいじゃないですか? やり方は、その人を真似ればOK。
私の場合は、ジェフ・ベックというイギリスのギタリストでした。人気ロックバンドにいた彼が、アメリカでインストのソロアルバムを出して成功。それを見て、「アメリカではインストでスターになれるんだ!」とニューヨークに来ることに決めました。
そんな単純なことがもしできないとすれば、理由は察しがつきます。日本では、周りから必ず「無理」「やめた方がいい」と言われるから。結果、みんな特定のセレブや職業を目指すのではなく、「何者かになりたい」なんてボヤけた話になります。それだったら、「無理」と言われにくいから……。
でもね、ある時テレビでサッカー日本代表選手たちの家族ドキュメンタリーを見て驚きました。たいていの家族が、選手の幼少時から「やるからには日本代表を目指して」と明言していたのです。
「無理」と水を差す人を恨まないで
私も散々言われました、「無理だ」って。でもアメリカに来てみて思います。それって、あながち意地悪ってわけでもないんだと……。
英語の慣用句では、妻のことは My beautiful wife 。日本で「愚妻」と定型句で言うのと同じです。どんな顔の妻を紹介するにも、必ず「美人妻」と表現。
夢についても、同じなのです。アメリカで「こういう夢がある」と言う人には、「もちろん叶うよ、がんばって!」と答えるのが、定形句。条件反射みたいなものです。American Dreamの国ですから!
そうしてみると、日本人はまだ「根拠なくそそのかすのはどうよ?」という責任感があるのかも。だから、無理と言われたからって、気にしてはダメです。だって、相手は条件反射で言っているだけ。
事実日本のミュージシャンで、20代でスマッシュ・ヒットを出しても、30代でフリーターしてるような人はよくいるでしょう? 業界の事情を知らない人にだって、成功の確率が天文学的に低いことぐらいはわかります。
アメリカと違い、中年以降から大学・大学院に戻ってやり直す道も、一般的ではありません。
「無理」という忠告は、ありがたく半分だけ聞いて。夢を目指すと同時に、お金を稼ぐ副業スキルをつけるか(私の場合は英語)、稼げなかった場合の頼り先を見つけておけばOKです。
洗脳されていませんか?
娘の小学校の校長先生(女性)が、ある時スピーチで「実現可能な夢を」とおっしゃいました。私はがっかりしました。
「実現可能だったら、夢とは言わないのでは」って……。
対して、娘の大学の学長は、卒業式のスピーチでおっしゃいました。「本学の卒業生たるもの、目標を下げてはいけない。たとえ無理そうに見えても、これと思った目標に向かっていってください」と。
私はこの同じ大学の卒業生なのですが、自分の卒業式の学長スピーチは何も覚えていません。なのにこのスピーチには感激し、今も胸に刻んでいます。
誰も校長のスピーチなど真剣に聞いてはいないかもしれませんが……。こういった言葉ばかり浴びていれば、知らずに影響されることはあり得ます。
現実には、叶う夢も、叶わない夢もありますね。サッカー日本代表の人数は、決まっていますし。
ただ、「叶わなかったらイヤだから」といって、夢を見る楽しみを放棄してはもったいない! 日本のキーボード教室でも劣等生だった私は、そう思います。
といっても、夢が叶ったとは(まだ)言い難いですが……。ドラゴンボールでもプリキュアでも、「やってみなくちゃわからない!」という決めセリフが大好きです。
まとめ
夢が叶うかはわかりません。でも夢見るほどに、最大限のポテンシャルが発揮され、より遠くまで行けることだけは確実です。
例えば、こんな話。知り合いの公認会計士志望の男性が、国家試験には結局受かりませんでした。でも、乞われて公認会計士の受験予備校の先生をしています。教える方が向いていたんですね。
そうです、 たとえ叶わなくても心踊る冒険ができ、夢に近いところまでなら必ず行けます。
だから難しく考えず、「わぁ!やってみたい!」と惹かれるところを目指すだけです。方法は憧れの人のサル真似で。秘密主義にしつつ、命綱を確保して……。
無茶な設定をすれば、悪知恵も次々と思いつきます。Good luck!!
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