【誰でもできる】子どもを勉強させるコツ

【誰でもできる】子どもを勉強させるコツ

「子どもが有名校に入ってくれたら……。」人の親なら、一度は夢見るのではないでしょうか?

それには勉強。ピアノを練習してないのに難しい曲を苦もなく弾きこなす神童がいたりしますが、勉強は違います。

「何も勉強してないのに全部100点だ」というようなことは、ピアノに比べて起こりにくいです。そこで今日は、子どもに勉強させる確実な方法をお伝えします。

なんて言うとデキるママみたいですが、私自身が勉強ぎらい。もちろん私と同様だった娘を、現役で第一志望の難関私立大に合格させた私なりの方法です。「東大かハーバードでなくちゃイヤ!」という方以外には、きっと効き目があります。

ルール1:「勉強しなさい」と言わない

「ええっ?! 言わなきゃやるわけないじゃない!」という方も多いでしょうね。その通り!

ですから、「勉強しなさい」でなく「勉強しよう」と言うのはいかが? そうです、あなたも一緒に付いてやるんです。それも、楽しそうに誘ってください。ほら、トムソーヤの話にもありましたよね。トムが面倒なペンキ塗りを友だちに手伝わせるために、楽しげに塗ってたシーンが……。

「そんな時間ない」と言わず。私も持ち帰り残業ありのフルタイム勤務でした。買い物などの時間を工夫して都合し、10分15分でいいので時間を空けて。まずは子どもの教科書を見て、進行状態を把握してから声をかけます。(わからない箇所はあらかじめググったりして調べておきます)

朝、ちょっとだけ早く起きるとか、お風呂をシャワーに変えるとか、なんでもいいので、親子で毎日15分の時間を取るところから始めます。その後は、各家庭のペースで続けるだけ。時間なんてどこからかひねり出せるもの、とわかってくるでしょう。ノッてくれば、勉強時間は自然に増えていきます。

大学の受験科目に数学があった私にとっても、中学受験の問題内容は難しいものでした。なので、毎晩娘と勉強後、娘が寝てから一時間ほど時間を取って予習をしていました。

当たり前のことですが、自分がやってもいないで子どもにだけ「勉強しなさい」なんて言っても、説得力はありませんからね。

ルール2:自分も勉強に興味を持って楽しむ

え? 「きつい仕事を終えて、疲れたところにまた勉強なんて……」? 私もそう思いました。だからもう、楽しむしかないと。

例えば理科ですと、私は生物(バイオ流行りの走り)とか物理(宇宙の話)は好みでしたが、ジミな地学はキライでした。

けれど、「せっかくの機会だから」と、娘も興味を持てる切り口を考えたんです。宝石とか恐竜とか、地震とか。つまらない話なんて、誰も聞きませんからね。

ルール3:勝ち癖をつけさせる

この世には、勉強より面白いことはいくらでもあります。「学者になりたい」という性向の子どもを除き、勉強を楽しくする工夫だけで子どもを繋ぎ止めるのは難しいもの。

そこで、どんな人にもある遊び心的な「競争心」を目覚めさせる作戦です。どんな小テストでもいいので、とにかく一度良い点を取らせて、褒めちぎります。

ていうか、そんなに褒めなくても、子どもは勝手に天狗になりますから。更なる快感を求めて、成功中毒になっていきます。

よくある失敗は、やる気を出させようとして「次はもっといい点を」などと水を差すこと。たいていは逆効果です。例えば私の母は、たとえいい点をとっても「もっと、もっと」と言うばかり。娘に言わせれば「おばあちゃま(私の母)は期待してたから」だそうですが、私は見事にモチベーションを奪われました。

そんな私が中学生になり、英語の単語テストは0点とか、常に底辺でした。ところが、高校生になってある親切なシスターのクラスで、ある時まぐれで8割ぐらい取れたんです。すると、点数の横に赤ペンでGoodと書いてありました。

初めての快挙に、有頂天になりました。それからは、単語暗記の鬼(笑)次の単語テストでは9割ぐらい取れました。すると、点数の横に赤ペンでV.G.と書いてありました(Very Goodの略です)。今でも、想い出すと涙が出ます。その後は、V.G.欲しさに暗記の勢いが止まらず(笑)

今では米クライアントとの仕事の調整の他、弁護士さんとのビザ関連の交渉やらも英語でしています。「8割ではダメ」と思っていませんか? 

まとめ

子どもをコントロールしたくても、別の人間なので無理。ですが、たいていの子どもは親と一緒に何かやることを好みます。

なので、勉強させたいなら、一緒にやるのが早道。小さな成果を喜んで勝ち癖をつけさせつつ、快感の波に乗せることを共に楽しみます。恐い顔はNG。

勉強の難易度が上がり、アシストが手に負えなくなってきたら? そこがゴールです。もう子どもにはモチベーションと勉強の習慣が十分ついています。あとは塾の先生などの専門家にお任せすればオーケー。

私の場合は、数IIで娘からお暇が出ました、「もういいよ、自分でやるから(怒)」と……(笑)わかってるつもりが、すっかり忘れていたんです。

より詳しいメンタル面や塾選びなどについては、追い追いお伝えしていきます。今日は基本でした。

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