祝祭日の人づきあいで診断!おひとりさま適性度

祝祭日の人づきあいで診断!おひとりさま適性度

NY時間で昨日、7月4日は独立記念日。誰もが家族や恋人と過ごす、大きなNational holidayでした。

2013年からニューヨーク在住のおひとり妻mint。とはいえ、アメリカで独立記念日を迎えるのは、なんと5年ぶり(パンデミック以来)。

お隣りニュージャージー州に住む友人マイリン宅で、バーベキューをして過ごしました。

↓風船を膨らますところからmintも参加したバックヤード飾りつけ、盛大に焦げたマリネードチキン(お味はバツグン)、レモングラスを詰めたお魚をフロント・テラスで焼くマイリン(前方ストリートにはグリルの段どりを話し合うマイリンの旦那さまボニートとゲスト)、手作りのウベ(紫芋)プリンやウベアイスをのせたフィリピン伝統かき氷デザート”ハロハロ”(コンデンスミルク+ナタデココ+ココナツ果肉)。

NJ州は、日本でいえば東京に隣接の埼玉・千葉・神奈川に当たる州。環境が良く家賃・税金が抑えめなので、知人にも住人は結構います。

広々した戸建てに可愛い庭付きの家が並ぶ近隣では、July 4thはみんなバーベキューをして過ごすんだとか。

この時期、花火の音ばかりが連日連夜賑やかなニューヨークでは、バーベキューなんて考えられません。リッチなタワーだと火災警報が鳴りそうだし。郊外のお屋敷街でもない限りはね……。

さすが、通称「ガーデン・シティ」NJ!

独立記念日の名物、花火。この10年はマンハッタンの東側、イーストリバー沿いでばかり行われてきた中、今年はついに西側ハドソン川沿いで行われることがニュースに!

↑トークの英語起こしはありませんが、聞きやすい英語はさすがTVレポーター。概要が文字キャプションで出ているので、リスニングに最適です。

そして本番。エンパイアステートビルもトリコロール・カラーで決まり!

アットホームなひとときを過ごし、帰りは私と同じ区内に住むという”マイリンの友人”リアの家族が車で送ってくれて……。快適な車内で、最後まで出来すぎな昨日を終えました。

え? 友人自慢?? もちろん、天才的に料理上手なマイリンは自慢。……だけど正直、どっと疲れた1日でした。

ボニート秘蔵のフローズンダイキリすいか味が唯一の癒し↓。(冷凍庫から出してストロー刺すだけ)「赤かブルー(星条旗カラー)の服を着てきて!」とのマイリンの厳命?により、FOREVER21で購入のデカリボンで「なんちゃってアメリカン」。TシャツはMUJI(NYでも人気の無印良品)。

マイリンもmintも、同じ英語学校の学生ビザの身分から就労系グリーンカードを取得した成り上がり組。だから、アメリカ独立のめでたさもひとしお!

続々集まったマイリン夫妻の友人一同の中には、以前会ったことのある人も。いわばよそ者のmintに、信じられないほど気遣いをしてくださる方たち。

おかげでほんわかした気分で、そっと観察してみると……男性たちはすみっこに固まって、言葉少なに雰囲気だけ楽しむ方が目立ちました。

私だって、そうしたいのはやまやま。良く知らない人とのおしゃべりは、実は苦手なんですから……。

そのくせ、そんな場面に遭遇すれば、なぜか別人格がしゃしゃり出てきて、勝手にパーティー・トークを。mintのことをパリピと思っている人は、割といそうです。

早い話、昨日は1人でいるのもミジメな気がして、お誘いに乗っただけ……。

おひとりさま族にはこんな人、多いんじゃないでしょうか? 友人や家族と集まった後、好みに整えたお部屋に戻って「ここがサイコー!」って叫ぶ人が……。

その叫び声のデシベルこそが、「おひとりさま適性度」。

あなたの度合いはいかがでしょう?!

番外編: mintのパリピ人格発動のきっかけ

結婚前、パンクバンドのキーボーディスト時代の話。

映画関係の仕事もしていたマネージャーに誘われて、いわゆるセレブ・パーティーというものに、初めて足を踏み入れた時のことです。

教えられた有楽町近くの、道路に面したビル一階の会場に行ってみると……。受付のようなものは見当たらず、マネージャーも来ていないよう。

ガラスのドア越しにパーティー・フード山盛りの瀟酒な会場内を覗きこんでいたら、近くにいた招待客らしいスーツの男性が「どうぞ」と手招きしました。

「どうぞ」って?? メディアで顔を見たことがある女優さんなどの姿も見える場所に、誰ともわからない人間を入れていいものなのか……?(これは数十年前の常識なので、今では少々違うでしょう)

しかし、入り口でウロウロしていてはもっと怪しいかもと思い、一歩中へ。そこからは、なんとなく近くの人たちに話しかけ、お互いの仕事を教えあったりで自然にリラックスしていました。

そこに到着したマネージャーが、談笑する私を見て、破顔の体で「それでいいんだよ!」と何度も頷きました。

へ? そちらが遅れたから、仕方なく話していただけなんですけど……?

確かに私は、ステージでは下ばかり見てつまらなそうに?演奏する、マネージャー泣かせのメンバーでした。

けれどこの日を堺に、mintのパリピ人格は発動したのです。

人の集いが苦手というかたへ。

知っている人のいないパーティーなどに出かけるという、思いきった逆療法が効くかも……。あなたの知らないあなたに出会えるかもしれません!