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その昔、公共の乗り物の優先席は「シルバーシート」と呼ばれていたのをご存知でしょうか？　高齢者だけが対象のような建前だったんですね。

mint Bar(≧婆)が若いころ、当時妊娠中だった友人Kちゃんと一緒に山手線に乗ったときのこと。あいにくシルバーシート以外に空席が見当らなかったので、私はKちゃんに座るよう勧めました。Kちゃんは気を遣って、私にも「座って」と……。

他に立っている人もなく、シルバーシートはガラ空き。なのでmint Bar(≧婆)も隣りに座っておしゃべりしていました。そこに一人の屈強そうなおじいさんが近づいてきて「若いのにそんなところに座っているな！」と、怒ったんです。

仕方なく、私たちは席を立ちました。そんな時代でした。

一方、ニューヨークの電車で、不慣れだった私が立ってメトロの地図を広げていた時のこと。かなり高齢の白髪おじいさんが席を立ってきて、私に席を勧めてくれました。驚いて辞退すると、「いいから、ここに座って落ち着いて見なさい」と……。私はなし崩しに従いました。

ニューヨークでは、男性が女性に席を譲ってくれることは結構あります。最初は慣れなくてお断りしていたけれど……。２年ぐらいしたら普通になり、Thank you!とちゃっかり腰掛けています。若いイケメンくんが譲ってくれたりすると、日本で「パパ活」をする男性の気持ちがよくわかりますね。（mintだとママ活？）

え？「女だからじゃなく、老人だから譲ってくれるんだろ」ですって？？ 、、、そうかもしれません……（泣）

そんなmintが、長く人生を生きてきて考えていることを、”シルバーシート”では昭和語で綴っていきたいと思っています。パスワードをお持ちのかたはコメントもぜひ！

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