既婚女性の”婚外恋愛率”とは
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既婚女性の恋愛事情をご存知でしょうか?
とある父兄会の集まりの帰り道。仲良しのママ友(既婚) 2人とおしゃべりしながら歩いていると、隣りのR子さんから「誕生日、いつだっけ?」と聞かれました。
「2月◯日」と答えると、「ええっ、そうなの?!私のカレと同じだぁ〜!」と、はしゃいだ反応が。
”え? え? 彼氏って? 聞いてない……” と内心焦っていると、そのまた隣りのY江さんがすかさず「あら、うちのカレも2月なんだ〜」と、目を輝かせました。
あの〜。それまで2年もの間、清廉潔白なママの鏡として尊敬し、あれこれ教わり、楽しく遊び、かつ助けてもらってきたのに……。
いや、待てよ。そんな女性たちだからこそ、男性が放っておかないのか……?
彼氏自慢で盛り上がる隣りの2人の横顔を、そっと盗み見ました。
美人で、肌も髪もきれい。何より、色っぽい……。
若い可愛い子ちゃんで、この2人の魅力に勝てるコって、そうそういないでしょう。
1人になった帰りの電車で考えました。「今日のママ友の不倫率は100%。ひところ女性誌のアンケートで見た妻の不倫経験率は40%強。現実は、その中間ぐらいじゃないかな?(公開アンケートで正直に答える人ばかりとは思えないので)」
予想より多い数字でしょうか? もっと言えば、当時の私の周囲では、相手男性の独身率も低くはなかったです。
このような統計は、社会で地位が高い(とされる)「男性と若い女の子」には喜ばれません。というか不都合。なので、明るみに出ることはないでしょう。
もし出るにしても、「団地妻の不倫合戦」みたいな、出会い系のイメージで脚色されたりします。
でも違うんです。体験談を聞いてみれば。ゆきずりの関係ではなく、自然な出会いからロマンスが育まれているのです。
なぜ、こんなことに?
既婚女性が婚外ラブに走る理由
今日は、結婚歴の長い私なりの持論とトリビアを書いてみます。
結婚とは、絶対に成功させるべきプロジェクト。だとすると、優良企業でも社外顧問を置くように、アドバイザーやメンターによるアシストが理想です。
ところが、社会が大きく変わり続ける現在、親世代の助言は的外れで、当てにできません。
となると、その適任は「男性からの視点」や「夫の視点」を持つ、身近な男性になるケースは珍しくなさそう。
もちろん、妻の職場や交友関係で、夫以上に妻の能力や資質を正しく把握している男性が多いことも、不倫の一因ではあるでしょう。
でも、それは誘因。妻サイドの主原因は、「”心の拠り所”のニーズ」ではないかと感じます。
今どきの結婚は、前人未到のプロジェクト。未来保証のない中で、何のガイドラインもなく家族の命運を任される妻のプレッシャーは、計り知れません。
一方、「一億総中流」と言われた昔だと、結婚は定型プロジェクト。手順通りにやれば完遂でき、老後は安泰でした。女性の結婚は「永久就職」。夫の離職理由といえば、小指と親指を順番に立てて「コレですか? コレですか?」
翻訳すると「ヤバい愛人関係(上司の妻となど、小指)か? 会社のカネの使い込み(親指)か?」です。そのふたつ以外での解雇は稀でした。
結婚への無言圧力マニュアルがあり、「お見合いおばさん」もうるさいほどに活躍していました。
逆に今は、「お見合いおばさんがいない!」とこぼす友だちがいます。彼女自身もお見合いで、ハンサムなエリート氏を射止めました。なのに、娘のMちゃんには仲介者が見つからなかったそう。
コミュ力も高い高学歴キャリア・ガールのMちゃんは、信頼できる上司に紹介をお願いして良縁に恵まれましたが……。
配偶者選びだけでなく、住居選びも妊活・子育ても、多様化した社会では大仕事。選択肢が多すぎ、競争は激化の一方なのに、公認マニュアルも既存ルートもありません。
難問との闘いを誰かに支えて欲しくても、夫は頼ってくるばかり。ともすれば役割分担での言い争いに……。
夫婦関係保全のためにも、メンター/アドバイザーの外注は急務。心を預ける相手は、昨今「必需品」と言ってもいいほどです。
それが不倫に繋がるかどうかは、個々の貞操観念次第。
現に私も、出張先のホテルで、イケメン上司と朝まで一緒にいたことも……。お互いの子どもが同年代だったので、話は尽きず。
上司は名うてのプレイボーイで、「俺、女の人とホテルで朝までいて、何もなかったことって初めてだよ」と、とても感動しておられました笑。
そんな依存関係の中から「この人こそ運命の人」という男性が現れることもあるかもしれません。
既婚男性は、くれぐれも油断なさいませんよう……。
頼れるならば、恋人でなくても
最後に、メンターの必要性についての動画を貼ります。
これは、メンター僧の天啓アドバイスに従って僧院を去り、自身がメンターとして成功を収めたジェイ・シェティ氏のトークです。
わたし的にハイライトは、マーク・ザッカーバーグ氏のエピソード。ようやくiPhoneやYouTubeが出現した2009年当時、Facebook は限られた学生同士の自己紹介サイトにすぎませんでした。
ザッカーバーグ氏のメンターは、なんとスティーブ・ジョブズ氏。「今後の展開をどうすべきか」を決めかねて、助言を仰ぎました。当時ジョブズ氏は既に不動の地位を築き、どんな有力投資家やコンサルでも紹介できる立場。
にもかかわらず、氏のアドバイスは「インドの僧院に行ってしばらく住めば、答えが見つかる」だったそう。ザッカーバーグ氏は従いました。
その地で「人々を結びつける」という基本構想を得て、今日があります。
ザッカーバーグ氏の逸話は32:25あたりから。他にも、気分がアガる話がいっぱい。聴き取り易い英語です。
ザッカーバーグ氏は、ジョブズ氏の存在を心の支えとすることで、答え探しの重圧に耐え遂せて現在に至った――と、私は解釈しました。
頼るべき“心の拠り所”は、ロマンティックな関係に限らず。ザッカーバーグ氏のように目標とする起業家でも、推しタレントなどでもオーケーかもしれません!
既婚者の恋愛とは
今日の投稿のきっかけは、先週、大学時代の同級生が病気で亡くなったことです。
第一線の為替ディーラーで、取引中の勇姿がニューヨーク・タイムズの1面に載るほどの男性でした。
卒業以来、サークルの集まりで会うのは数年に一度。ですが、彼の存在がこれほど心の支えになっていたとは、彼を失うまで気づくことはありませんでした。
私が結婚した時に「何かあったらいつでも連絡して」とお祝いの電話をくれたことや、毎年交換していた年賀状。それら全てに意味がありました。あなたにも、そんな存在があるはずだし、あなたもきっと誰かにとって大きな存在です。
離れていても、人は支えあって生きるもの。その一つの形が恋愛……と考えれば、日本ではやたらバッシングが激しい婚外恋愛にも、もう少し寛容になれるのかな……という気がしています。
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