自己啓発コンテンツは英語のほうがわかりやすい理由

自己啓発コンテンツは英語のほうがわかりやすい理由

「願いは紙に書けば叶う」と聞いたことはありませんか? あるいは、スケートの羽生結弦選手が大切にしている言葉「できること、一つずつ。」は?

夢のキャリアや素敵生活のヒントを教えてくれる自己啓発は、「興味ないよ」という人でも今日び何らかの影響は受けていそう。

だから、タイトルの答えからいってみます。「自己啓発の発祥地=アメリカの言葉のほうが、翻訳や又聞きの日本語啓発よりも説得力があるから」。

自己啓発の元祖も、それを商売として拡大・発展させたのもアメリカ人。で、彼らの母国語=英語はおしなべてシンプル。なので、彼らの肉声に触れたほうが、実現ラッキー波動を余すところなく受け取れます。

筋書きさえわかれば楽しめる海外小説や、正確でさえあればいい国際時事コンテンツとは大違い!

自己啓発の古典、整形外科医モルツ博士の著書 “サイコ・サイバネティクス “。外見を変えることでメンタルも変わって輝く女性と、そうでない女性がいるのを見て発案。人は見かけが9割!?

肉声が効果的な実例としては、「夢が叶う街ニューヨーク」を拠点にする私。一時帰国してしばらく経つのに、日本語は難しくて、未だに慣れません。

とくに、敬語が……。

ある早朝、カフェ(星野珈琲店)の美味しそうなショーウィンドウを覗いていたら、明らかに歳上の女性から「開いてるんでしょうか?」と話しかけられ……

店内を見るとまだ暗かったので、「わかんない」と答えて、自分でビックリ!

「あっ、すみません、わからないですっっ」としどろもどろになって頭を下げ、脱兎のごとくその場を去りました。

逆に、知人が訪ねてきて「ご主人は今いらっしゃらないですよね」と言われ、「はい、いらっしゃいません」と答えてしまい、以下同文。

よく触れる言葉って、このように無意識に口に出るもの。身体に直に入っているんですね。

自己啓発も同じ。ナマの言葉に触れれば、効果が違います。例えばこちらのベストセラー著者Bob Proctor氏の言葉、

Move into action!”  (1:14あたりから)

Move into action!”  は、「朝目覚めたらすぐに、望みの人生に向かっての具体的なアクションを取れ!」っていう”第1ルール“  なんです。

日本語に訳せば、「行動に移れ!」かなぁ。どうも堅苦しくて、「え〜?」と2度寝したくなります。

英語だと、Moveで身体が動くイメージ。intoでクローゼットまでの方向をイメージ。actionで歩行スタート。

怠け者の私でも、なんとなく今日着たい服を取りに行けます。服さえ着られたら、大成功。

熱血Bob氏の解説↑では、「グダグダ言ってないで、何でもいいから始めてしまえ。次に何をしたらいいかは、自動的に示されていく」

「ライト兄弟もジョンFケネディ(アポロ計画時の大統領)も、どうやったら空を飛べるか、どうやったら月に行けるかは知らなかった(ライト兄弟は自転車の技術者)。ただ、やりたかっただけ」

私の場合だと、「どうやったらアメリカのレーベルからアルバムを出せるか」は知りませんでした。コネも業界知識もなし。だけど行ってみたら(第1ルール)、ものごとがピタゴラスイッチ↓のように進んでいって…… 。

労せずしてデザートのケーキにありつく、ディナー中の男性↓。これこそが、Bob氏の言う「次に何をしたらいいかは自動的に示されていく」のビジョン。見えない力に導かれた経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

ところで、私は日本の大学で経済学を専攻しました。試験前のお泊まり勉強会で、帰国子女のクラスメイトから「教科書は英語で読んだほうがわかりやすい」と言われて仰天。

「ウソでしょ?!」とサミュエルソンの”経済学”原語版を見せてもらったら、本当でした。

「需要と供給」よりも「デマンド&サプライ」のほうが、ピンときませんか? 輸入ものの専門用語は漢字(中国からの輸入もの)に訳されるため、「英語のままのほうがわかる」といった奇妙なことになりがち。

「押下」よりも「クリック」とか……ね。自己啓発には英語がいいのも、同じ理屈です。英語についての心配はさほど要りません。だって、自己啓発系はよくある人気トピック。英語がそれほどわからなくても、何を言っているのかはカンタンに見当がつきます。

日本語でも英語でも、宗教・スピ系から「この動画を見た◯日以内に引き寄せが起こります」といった棚ボタ系まで、魅力的な無料ソースが選び放題。

日米でニュアンスは異なりつつも、「感謝や赦しの大切さ」などの共通原理は、誰もが良く知るところですから。

“Move into action!” と何度も聴いているうちに、熱血バイブが伝染。きっと何かを始めたくなって、英語リスニングも言い回しも覚えられるとあれば、一石二鳥!?

引き寄せの法則(The Law of Attraction)について語る、著名なコーチ数人のハイライト集。英語字幕つきで、好きなタイプの話者が見つかりそう。

誰のにしても、自己啓発には”You deserve everything” (あなたは全てを得るにふさわしい)など、お決まりの単語が多数。繰り返し学習としても効率的です。

「敷居が高い」と感じる場合は、文字数が少なく動画の多いインスタあたりから始めてみては?(URL埋め込めないので、「life Coach」でお好み検索を。 例えばこちらHaleyは、自作曲に載せた啓発歌詞も披露する才媛。NY調の早口なので、私は好きだけどオススメはしませんが……)

最後に、「引き寄せの法則」を力説する、とある人気セミナー講師の内幕をこっそり暴露致します。

ある時、彼女の事業でお役所への申請案件に不備が発覚。申請期限は迫り、早急に賛同者を見つけないとアウトな状況になりました。

私はイジワル心半分、励まし半分で、「あなたの得意な引き寄せがもうすぐ起こって、上手くいくんじゃない?」と言ってみました。

すると彼女は、怒るでも喜ぶでもなく、考え深げに答えたのです。

「それなんだけどね……。私は能力がないから、なんとかして上手くいかせたくて、必死に考えてやっているだけなの」。

結局彼女は、一度は断られた協力者候補の方に、条件を変えて再度アプローチ。ご厚意でなんとか了解をとりつけ、申請合格に漕ぎ着けました。

ハタから見たら、鮮やかな引き寄せに見えたでしょう。

夢が見られるキラキラ自己啓発も、種を明かせばこんなもの。信じる者は救われる?

どちらにせよ、自己啓発にお金を注ぎ込むのはほどほどに! そしてせっかくなら、英語だと相当おトク。

”自己啓発”は英語では、ズバリ Self-help。「自らを助ける」のが、幸運を魔法のように引き寄せる秘訣のようですね!